こんにちは いまんです。
最近のやる気スイッチはサンボマスターです。
それでは、どうぞ。
診療報酬改正
今年は診療報酬改正の年ですね。中医協から変更分の点数も開示されて改正内容が具体的になってきました。
入院料関係は算定基準が細かくなって、それに伴い点数も細分化されています。今まで算定ていた入院料が施設基準も点数も高いもの、最低ラインの基準で運営されていると点数が低くなる仕組みです。病院側は病棟の機能を上げて高い点数を取りにいくか、泣く泣く点数を下げるかの判断が必要そうです。
変わって在宅医療は基準が緩くなり、医療機関が在宅医療を手掛けやすいようになっています。2025年問題が直前に迫って医療機関が在宅をカバーできるような準備期間にしたという感じでしょうか。
10月からは後期高齢者の患者負担に2割枠が追加されるので在宅と合わせて高齢者のケアをしつつ、税金から賄われる医療費の爆発的増幅を回避する指針ですね。机上の試算がそのまま上手くいくとは思えませんが、これからの20年が正念場でしょうね。
個人的に気になるのは職業柄「ICTの利活用」とユーザー層的に「精神医療」に関するものです。
ICTの利活用は実際、診療に活用させるのは難しい部分があると思います。ホスピタリティ精神を求められる医療業界では対面の安心感を超えるものはないでしょう。
ですのでまずは院内でオンラインを活用する方法はいかがでしょうか。今回の改正ではカンファレンスをビデオ通話可能としています。会議室への移動はありませんし、たとえ出張中でも空き時間であればカンファレンスへの参加が可能です。アナログ文化が根付いている医療機関もこれをきっかけに意識変えからしていくと良いですね。
精神医療は施設基準的には今までの職員数で問題の無い医療機関が多いんでしょうが、人員配置の仕方などの工夫が必要になりそうです。長期入院は点数が下げられているので入院期間の見直しはしないとですが。
2年分の医療情勢と今後の医療予測から診療報酬の内容は決定されますが、なかなかボリュームのある改正ですね。それでも内容を広く見ていくと国がどの分野を充実させていきたいのかがよく分かります。
残り1か月程で医療機関は自分に関係のある改正に順応させる必要があるのでバタバタが続きそうです。
私自身も点数変異の統計など先回りした提案が出来るよう、情報収集をしていきます。